就活大反省会【死にたい20卒NNTの末路】

ご報告。

 

先日受けた企業から最終面接合格通知をされました。あとは内定承諾して、私の就活は終わりになります。

 

もう、、、本当に辛かったし、死にたかったし、思うことがあり過ぎるのでブログにぶちまけたいと思います。長くなりそう。

 

 

 

 

 

 

【4年生6月までの就活スケジュール】

 

・大学1年夏、就活のネタ作りで2週間のインターンをする(ホテル業務の予定が客室清掃をさせられた)

 

・大学2年、勉強・遊び・バイト・短期留学をする。スケジュール詰めすぎ、ブラックバイトに入ってしまい精神と体力をすり減らす。

 

・大学3年、有料の就職講座に出席+キャリアセンターの就職ガイダンスに出席。

6月から1Dayインターンや説明会に参加。2月下旬から面接を受け始める

 

・大学4年、内定がないまま6月を迎え死にたくなった。就職をあきらめかけ遊びの予定を入れる。7月に2社社説明会に行き、1社だけ選考を希望し8月内々定

 

・業界や業種、職種

BtoBメーカー(必然的に機械系・半導体・めっき等、理系の会社)、IT、福祉

→BtoC小売に変更

事務、マーケティング、SE(システムエンジニア)、介護職

→販売職(SPA企業)

 

1Dayインターン17社

説明会70社

選考を受けた企業15社くらい

内々定1社

 

 

【大反省会】

こうしてよけばよかったをひたすら書きます。

 

・就活がゴールではなく、人生のゴールを見据えるべきだった。

これが一番の後悔です。

福利厚生が良い、やりたいことできそう、家から近い、モテそうなど、企業を選ぶ際の基準ってキリがないじゃないですか。就活をする前に、自分はどういう人生を歩みたいのか、どうやって生きていきたいのかを考える時間をつくればよかった。実際にできたのは4年の6月以降でした。それによって企業に入ったほうが良い人もいれば、就職以外の選択肢(起業・専門学校に通う等)を選ぶほうが良い人だっていると思うんです。私はぶっちゃけ企業に向いてないと今でも思っていますが(占い師にも言われた)、自分の生き方や人生計画を考えた結果、まずは就職することに決めました。

 

 

 

・ESや面接対策は第三者に見てもらうべきだった

私は就職講座で対策を済ませましたが、どちらかというと就職講座で教えられた書き方があまり自分に合ってませんでした。企業ウケを狙った内容ばかりでした。2月前までにはガクチカも自己PRも面接対策もすべて終了していましたが、その講座の中だけの評価にとらわれてしまい、変に自信を持っていました。その頃は就活楽しかったんです。面接で評価される自分を想像して、絶対良い企業に行く!と思ってやる気満々でした。でも、その自信は幻で、面接を受けるたびに私はボロボロになりました。キャリアセンターのおばちゃんも妙に信用できなくてほとんど利用しませんでした。でも、内定が出ないので、4年の6月以降にES添削に通うようになりました。今度報告いくね。

 

 

 

・興味がない企業にはさっさと意思表示すればよかった。

惰性でとりあえず受けて持ち駒増やすより、自分が本当に受けたい企業に絞って対策するほうが私には合ってました。選考辞退する手間や不採用による精神的苦痛を考えると、さっさと切ってメンタルの安定に努めたら良かったと思いました。

 

 

 

・早期内定をもらえない自分は優秀じゃないという考えを捨てればよかった

ちやほやされていました。3年の夏の段階でインターンシップ博に参加しましたが、この時期に動く学生は優秀だねという評価が下されました。調子に乗って70社以上も説明会に行きました。たくさん行っているとすごいねと言われました。早く動く=優秀だという考えが染みついてしまったので、内定が全くでない時期に自分を責めました。確かに私は早くから動いていましたが、だからいって内定をとれる保証があるわけでもありません。優秀だという証明なんてどこにもないんです。就活をしていると陥りがちなんですが、みんな一斉にスタートするので、ちょっと遅いと焦るんです。運動会の足の速い子がみんなから慕われ、遅い子は使えない人だと評価されたときの感覚と似ています。足の速さも進路の決め方もそれぞれのペースがあるのに、そういう意識がなくなってしました。

 

 

 

・説明会が本格化する前に、就業体験をすればよかった。

1Dayインターンはぶっちゃけ企業の認知度アップ+説明会だけでした。本当に仕事を理解したいなら、最低2日間でもいいから就業体験をするべきだった。営業同行、SE体験、事務インターンなどなど。企業理解はのちのちの説明会でするとして、3年のうちは仕事理解に重きを置けばよかった。結局面接のときに、仕事に対する理解がない・弊社で何をしたいんだろう・やりたいことないのかなで落とされます。ソースは私です。企業は「御社ラブ」では内定くれません。「御社とこんな未来をつくりたい」でとってくれるんだと思います。

 

 

 

・やりたいことじゃなくて、興味のあることで選べばよかった

やりたいこと軸の企業探しをしていたんですが、結局本当にやりたいことって起業するしか方法がないんじゃないのかなと思います。企業にその環境が用意されているとは限らないので。それよりも自分が興味をもてるもの、ビジネスモデルなどを中心に探したら良かったです。興味が持てない仕事を続けるのは私は苦しいです。

 

 

 

【やってよかったこと】

 

・遊びもバイトも勉強も切らない

私は就活中でも、遊びの予定は入れてました。バイトもシフト量はほとんど変わってません。大学の授業は好きだったので、就活という理由で切りたくなかったんです。だから面接がどうしてもかぶった以外は全部出席していました。就活という世界から離れられる空間があることが良かったです。メンタルが病むと、自分は遊んではいけない存在だと思い込んでしまうのですが、そんなことありません。息抜きしたっていいんです!!!!!

 

 

 

・就活垢をつくる

もともとブログ用にTwitterアカウントをつくったんですけど、途中から就活垢みたいになっていました。大学の友人が内定をとっていって、自分だけが取り残された感覚だったんですけど、まだ無い内定の仲間がいるってことに励まされました。それにみんな苦しんでいるんだなぁってことを知ることができました。一人じゃない、みんな内定目指して頑張っているっていうのを知って自分も頑張ろうと。あんまり就活垢はフォローしてなかったけど、同じ地獄を生き抜く仲間として私はみていたなぁ。

 

 

 

 

・進路や人生に関する本、言葉を精神安定剤にした

 

 

この本は自分の強みを知ったり、どう自分を表現したらいいのかを教えてくれます。価値のある本だと思います。私は面接前に読んだり、ESの参考にしました。

 

 

 

 

私は私のままで生きることにした

私は私のままで生きることにした

 

 この本は、自分が就活で心が汚れたときに読みました。どちらかというと人生に関する本ですが、この本を読んで飲食業や小売業を見下していた自分に気づきました。社会の理不尽さや不平等さを就活で感じることも多いですが、そんな時に読みたい本です。

 

 

 

本当に辛くなったときは、家入さんの優しい文章を読みました。

 

就活という同調圧力の中で、追い詰められて、絶望し、死を選ぶ。もはや自殺では無く他殺。悲し過ぎる。就活に悩む子に、それでも頑張れ、なんて僕は言えない。就職なんてしなくても死にはしないよ。休学でもニートでも何でもいい、逃げて自ら余白を作らないと、追い詰められて人は簡単に死んでしまう。

ieiri.net

 

 

他にも、寺口さんの記事を読んでいました。こんな大人がいてくれたのが嬉しい。

 

僕らは、どんなに対等に接しても、自分たちが構造的に優越的な地位にいることは忘れてはならない。僕らサラリーマン人事と学生では、残念ながらその時点で背負っているものの重さが違うのだ。自分が学生の時に散々同じような思いをしたはずだ。

note.mu

 

 

 

【本当に死にたかった】

 

実際に自殺行為ををしたわけではないんですが、就活は本当に苦しかったし死にたい思いでいっぱいでした。

 

 

waiwaijw.hatenablog.com

 

わたし、3月解禁前に燃え尽きてしまったんです。この時から疲労が見え始めていました。スケジュールは就活で埋まっていて、5月くらいまでは最終面接も経験していましたが、落ちました。なんとか次がある!と思って頑張っていましたが限界でした。

 

 

 

 

waiwaijw.hatenablog.com

 

家族関係も悪化。居場所を感じられませんでした。小さいスマホの画面なのかでしか生きられませんでした。この記事は廊下に倒れこみ、泣きながら書きました。今でも読むと泣けてきます。

 

 

就活で初めて泣いたのは2月でした。初めて一次面接で落ちて泣きました。自分が否定された気分でした。続けて2社落ちました。少し落ちるのには慣れましたが傷つきました。

 

 

5月、最終面接1社目でした。自己紹介すらしないで堂々と座っているおっさん2人と副社長の前で突如発表をすることになりました。何も聞いていませんでした。企業側のミスで選考時に発表をすると連絡されていませんでした。半年くらい前のゼミの発表をやりました。ボロカスに言われました。説教されている気分でした。「こんな切り貼りみたいな発表じゃマーケティングできないよ」と言われました。帰りの新幹線で泣きました。せめて準備の時間は欲しかった。連絡ミスも、もみ消されたみたいです。他にも気になること言われた企業はありますが、これが一番きつかったです。何も言い返せない自分が悔しかったです。

 

 

6月、なんだか就活のことを考えると涙がでてきて困りました。授業中も泣きそうになりました。就活自殺の存在を知って、死んでしまったほうが楽だと思いました。でも死にたくなかったんです。生きたかったんです。もっと楽しいことしたり、好きな人と過ごしたり、おいしいもの食べたり、きれいな景色を見たり、旅行したり、もっともっとやりたいことがたくさんありました。だからほんとうは生きたいんです。でも就活をしていると死にたい気分にさせられます。就活を休むと、自分は一生内定がもらえないんじゃないかと思って、焦りが出てきます。どうすればいいんでしょうか。毎日毎日、トイレと風呂場で泣いていました。泣いている姿は誰にも見せられませんでした。親の顔、大学の友達、好きな人、バイト先の人、身近な人の顔が思い浮かぶだけで泣けてきました。

 

 

あまりにもメンタルがやられていました。就活のシステム、面接官の表情、ネット上の就活生を煽る言葉や、金でしかみないキャリアアドバイザー。どれもが私を攻撃しました。他人のアドバイスを受け入れることが出来ませんでした。すべての人に疑いの目を向けていました。

 

 

ハロワの合説に行ったものの、社会人が怖くて一周して帰りました。就職相談の女性に初めて就活が辛い、毎日死にたい気分になるといいました。私は泣いていました。涙をとめられませんでした。「私さんを欲しいって言ってくれる企業は必ずあるよ。私さんみたいな人こそ相談に来てほしい。」

 

メンタルが病んでいると、他人の励ましの言葉やアドバイスに対して「きれいごと言うな」と思いがちでしたが、この時はそんなこと思う余裕がなく、ただただ優しい言葉を受け入れていました。誰でもいいからほめてほしい、頑張ったねって言ってほしい、身も心もボロボロな自分を抱きしめてほしいと思っていました。なぜかこの文章を書きながら私はボロボロ泣いています。なんででしょう。当時の気持ちが今溢れているのかもしれません。

 

 

履歴書を書こうとパソコンの下書きをみました。面接で言われた心無い一言が思い出され、ついに履歴書が書けなくなってしまいました。手が進みませんでした。

 

 

しまいには図書館で赤ペンを借りようと声を掛けたら、断られ、それだけで泣いてしました。拒絶された気分でした。ペンさえ貸すことをためらう人間なのか私は。そのぐらい断られることに敏感になり過ぎていました。

 

 

そこから私は就職をあきらめました。もう就職をやめよう。もともとブログも好きだし、ものづくりも好きだから、それで生計を立てよう。好きなことして生きようと思いました。職業訓練校のものづくりの中で、皮革と靴に興味を持ちました。他のサイトでフローリストの仕事もしてみたいと思いました。ものづくりのワークショップに行き、体験をして、皮革のスクール(小規模)に行くことにしました。皮革職人になろうと思いました。Wordpressでブログも始めました。この時期は少し楽しかったです。ただ、スクールに一度通って違和感を覚えました。確かに楽しいし、こういう仕事をしたいと思う。だけど、自分は皮革職人という枠の中でおさまっていいのか?と思いました。なんだか自分の可能性を閉じ込めているような感覚でした。

 

 

また、母親が体調を崩し、3日ほど寝たきりで動けなくなりました。ご飯の支度など、今まで何もしていなかった私ですが、母のありがたみがわかりました。と同時に、好きなことだけをする前に、自立しないとだめだと思いました。自分の給料で暮らしていける力をつけなくてはいけないと思いました。なので就活を再開しました。

 

 

再開する前に、ゼミの先生、カウンセリングルームのカウンセラー、キャリアセンターのおばちゃんに人生相談をしていました。この時も泣いていましたが、みんな親身になってくれました。

 

 

特にゼミの先生は私の辛かった最終面接の話を聞いて一緒に怒ってくれたり、「そんなオヤジの価値観に染まらなくていいのよ~!!」と言ってご飯を奢ってくれました。

 

 

バイト先の元美容師の方も励ましてくれました。自分は美容師のときいじめられて6年続けたけど鬱になってしまった。会社なんて入ってみないと分からない、いいところ入っても結局は人間関係が重要だよ。私の周りでも、有名で羨ましがられる美容室に就職した子もいるけど、自慢できるのはその時だけ。あとみんなやめてる。こころが楽になりました。

 

 

そこからは説明会は2社しか行ってません。というか行けませんでした。社会人を見ると怖くて、審査されている気分になってしまうからです。

 

 

1社は説明会受けて、その後の選考を受けずに帰宅しました。あの中で途中で帰ったのは私だけでした。

 

 

残る1社に内定をいただきました。小売業はやりたいと思いませんでしたが、扱っている商品に興味があったのと、販売以外のキャリア(商品企画、海外業務、バイヤーなど)も見込めることが決め手でした。

 

 

面接中に一度も違和感を感じず、嫌な質問も受けず、目の前の就活生を理解しようという姿勢が感じられました。私自身も素で話せました。今までの私の人生経験が良い印象を与えたようで、「話していて面白かった」「はじめはおとなしいのかと思ったけど、いい意味でギャップがあった」と言ってもらえました。はじめて面接でうれしさを感じました。帰りにタピオカを買いました。

 

 

ここがダメだったらまた探そうと思いました。結果的に最終面接は合格だと通知されました。自分でも、そうなるような感じがしていました。あの面接の空気で不合格はないだろうなと。不安はないわけじゃないけど、不思議と大丈夫という感覚がありました。

 

 

これが私が1年以上にわたる私の就職活動の結果でした。

 

 

【死にたい就活生へ】

 

 あなたが真面目で嘘がつけなくて素直で優しいほど、就活では死にたくなります。

 

死にたいという気持ちは、それくらい今まで頑張ってきた証であり、そして「休め」というサインなんです。

 

私は就活で死にたかった。面接で自己否定され、自分の人生をかけているのにメール1通であっけなく落ちてしまう。

 

自分はダメな人間なのか、自分には価値がないのか、涙が止まらない日があると思います。

 

そういうときこそ、一旦就活から離れて休んでほしい。友達と遊ぶ、飲みに行く、旅行に行く、おいしいものを食べる、何でもいいんです。1つ好きなことをしてください。

 

多分、私は内定がないからそういうことをしてはいけない、遊んではいけない、休んではいけない。そう思うかもしれません。私もそうでした。

 

でも、内定があってもなくても、好きなことをする権利はあるんです。内定がないから遊んでいけない、好きなことをしてはいけないなんてことないんです。無い内定を馬鹿にする人間なんて人生の踏み台にしてしまえ。

 

死にたいときこそ、周りを頼りましょう。迷惑だなんて思わないで。

 

もし頼る人がいないなら、私にDMください。私が話を聞く。聞くことしかできないけど、いつでも待ってます。

 

就活で死にたい気持ちもわかるし、社会人になっても私は死にたい就活生の味方でありたい。絶対に今後も死にたい就活生はでてくるから。

 

私は某人材会社たちによって作り上げられた就活システムが大嫌いだし、内定辞退予測を売って儲ける人間も大嫌いだ。ふざけるな。人の人生を何だと思っているんだ。多分就活を続けるうちはそういう大嫌いな社会の中で大嫌いな人間たちにたくさん出会ってきたと思う。

 

私はそういう人間になりたくない。だから就活生側の気持ちを忘れたくないし、少しでも気持ちが楽になれれば、自分だけじゃないと思えればと思ってこの記事を書いています。

 

本当に、死にたくなるくらい頑張ってきたね。すごい。精神がボロボロの中、就活に立ち向かえるのは本当にすごい。その強さに泣きそうだよ。

 

だからさ、そんなに死ぬ気で頑張ってきたんだから、休んでもいいんだよ。自分で自分に許しを与えて。就活以外の居場所、時間をつくって、ちょっと今良いかもって思ったらまた再開すればいいんだよ。

 

 DMいつでもどうぞ。

twitter.com

 

 

 

 

 

【就活とキャラクター達】

無い内定だった時に、横浜のアンパンマンミュージアムの近くを歩いていたんですが、なぜかアンパンマンの顔をみると泣けてきました。あのニコニコした顔から優しさを感じていました。そして藤子・F・不二雄ミュージアムにも行ったんですが、そこでぬいぐるみ買いました。22歳でぬいぐるみを買うとは思ってませんでしたが、なんだか優しをかんじて買いました。意外とぬいぐるみとか、幼いころのアニメキャラって自分を受け入れてくれるのかもしれません。

 

かわいい。
f:id:waiwaijw:20190813104231j:image

 

 

おわり