今日はゼミがあって、前回見た映画『主戦場』の意見交換や感想をみんなで話しました。
私はあまりブログで政治的なことは言いたいと思わないけど、どちらかというと今の政権はやばいと思っている身ではあります。このままじゃだめだろうと。
で、意見交換した中で
「他の国でもあったのに、なぜ日本だけこんなに言われるんだろう」
と思った人が一定数いました。私は他の国の状況は恥ずかしながら知らないのですが、言われてみれば確かにそうかもと。
教授の解説によると、あの慰安婦っていうのは国と軍隊による『公式な』集団レイプなんですって。他国でもあったかもしれないけど、それが国のオフィシャルなものとしてあったのが問題であり、それは国が主導でホロコーストしたナチスと同じくらい重い罪だと。人権と人権の問題なんです。国と国ではなく。
その責任は天皇にまで及ぶんですが、NHKで放送された民衆法廷(模擬法廷)では、その判決部分がバッサリカットされていたと。
閣僚の8割が日本会議系。20年以上かけて戦前の状態に日本を戻そうとしている。
ドイツのホロコーストやチェルノブイリ原発などの人権侵害については興味関心を持つのに、自国の人権侵害についてはヒステリックになる。
慰安婦の記述を削除し、展示も中止。このことは慰安婦問題について考えるきっかけを奪うことになりますよね。
そして補助金をカットすることは政府に都合の悪い作品にはお金を出さないことですから、アーティストの中で忖度が起こる可能性がある。この作品だと補助金もらえないから、もらえるような作品にしようみたいな?
まだまだ調べてないことも多くて勉強不足なんですけど、いや〜〜やばいでしょ。
なんでこんなブログに書こうと思ったのかというと、怖さと焦りがあるんです。
天皇が絶対、戦前の状態に戻すとなるとどういう状態なんでしょう。私はその当時生まれていないので当然分かりません。でも、映画の中で戦争経験者の方が、「戦前は女性の人権なんて無かったんですよ」って言ってたんですよ。
つまりはですよ、戦前の状態に戻すということは女性の人権が無い状態に戻すことですよ。
そして他国の戦争に日本も参加するとなれば、犠牲者も出ますよね。もしかしたら慰安婦や慰安所もできるかもですよね。
兄弟や友達は兵隊として戦地に行き、私自身は慰安婦のような性奴隷になる可能性も無いわけじゃないですよね?違いますか?それでもし強制連行されて性奴隷になって傷ついて賠償を国に求めたときに、果たしてこの国は対応してくれるんですかね?政府は責任とってくれるんですかね?なんかそんなこと考えたら怖さと不安と焦りがやってきてしんどくなりました。
22歳ですが、今の日本を見ていると将来は明るいとは思えないんです。
教授も言ってましたけど、今国が戦争したら国が終わる。借金もある。第二次世界大戦以降日本は何とか復興したけど、今の日本はそういう力があるのか。人口も減っているというのに。私はあと20〜30年ぐらいしか生きないけど、みんなはこれから。家族を持ったりする人もいるだろう。政府は一番権力を持っている。みんなの人生に大きく影響を与えるんだよ。まず知ることが大事ね。選挙にもちゃんと行かなきゃね。
って感じのことを言われて。そうそうそうそうなんですよね。
私はまず政治歴史を学び直す必要があるので、これからやっていくつもりです。
それと選挙には必ず行きます。選挙権もらったときから必ず行ってますけどね。
戦争やだなぁ。10年以上前に亡くなったおじいちゃんは少年兵だったけど、生きて帰ってきたから私がいるのであって、死んでたら私の存在もこのブログも無いんだよね。直接話は聞けなかったけど、私は母づてに聞いた戦争体験を繋いでいかなきゃいけないなと強く感じます。