自分で、すぐ自分を許せる人間は大した仕事をやらない。

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私はジブリ映画も好きなんですが、結構宮崎駿の言葉とか考え方も好きです。

 

1月から日本語教師養成では、10分程度の授業を自分で考えて発表する演習をしています。

 

これがまあ大変っちゃ大変で、たった10分なのに授業準備に多いときは1つ4時間くらいかかります。

 

日本語の表現を、日本語が母語じゃない学習者にどうやってどのように教えるのか。

 

初級レベルか中級レベルかで、教師の使う語彙もコントロールしなくちゃいけません。

 

板書飲みやすさとか、書くタイミング、わかりやすさも。気にすることたくさん。

 

で、すっごい疲れてたんです。あ〜、ここは分かんないけどまあ良いかとか、何かよくわかんねな〜とか。

 

でも、いつだか保存していた宮崎駿のタイトルの言葉で、私の心は引き締まりました。それと同時に癒やされました。

 

自分は結構完璧主義で、こう、何か発表するときも細部までこだわるタイプです。何か提出を求められたときには、自分の最大限100%で提出したい。速さ重視で60%で一旦提出するみたいなタイプではないんです。ここまで、という妥協や柔軟さはあまりないんです。

 

自分のこの完璧主義(=自分をすぐに許せない)はあまり歓迎されるものでは無いかなと仕事をしていたときも思っていたのですが、このすぐに自分を許せない性分が結果として良い成果を残していたなと後から思いました。

 

過去には仕事のレポートで、会社指定の本を読み、自分が気になったところについて書くものがありました。他の人は適当にパラパラ開いて出てきたところを書いてさっさと終わらせてました。でも自分はしっかり読み込んで、何度も修正してから提出しました。私の書いたレポートを読んで店長が感動し、店長の上司まで私のレポートが読まれました。逆にさっさと終わらせた人は呼び出されてレポート内容の指導されてました。

 

日本語の授業案も、めちゃめちゃ考えて疲れながらも自分を律して作ったものが先日の授業ですごく評価されて、努力が伝わると言ってもらえました。

 

自分をすぐに許せない部分がプラスに動いたことが本当に自分を受容できる部分に変わったんです。

 

あ〜この私の自分を許せない性格は何も悪いことじゃないんだって思えました。